PARI 社の歴史

歴史

110 年以上にわたり、吸入療法のパートナーとして
歩んできました

小規模メーカーから、医療技術分野で国際的に高く評価される企業へ

PARI 社は 1906 年にドイツ・ヴッパータールで創業し、その 110 年以上の歴史の中で、小規模メーカーから吸入療法において世界的に高く評価されるスペシャリストに発展してきました。現在、PARI 事業グループはシュタルンベルクに本社を構え、ヴァイルハイム (PARItec、製造) とグレーフェルフィング (PARI Pharma、医薬品および eFlow 技術) にも拠点があります。さらに、ドイツ国外にも支社をもち、世界各地に販売網を広げています。

PARI 社は 20 世紀前半に、当時としては革新的な発明であったノズルによってその名声を確立しました。ノズルの誕生で、吸入液を微粒子化して空気のように吸えるエアロゾルにすることができるようになったのです。当初、吸入はクリニックや診療施設でしか実施できませんでした。次の画期的な一歩は電気で作動する携帯型吸入機器で、これによって吸入療法を家庭で実施できるようになりました。PARI 社はノズル・ネブライザー技術の開発を継続しており、効果的な治療と生活の質の向上を実現すべく、現在も最新の技術を取り入れています。

もうひとつのマイルストーンは、振動膜技術に基づく吸入器の開発です。現在では、吸入器はかなり小型化し、ほとんど音がしなくなり、エアロゾルの生成速度が速くなり、噴霧量も増えています。こうしたことによって、患者さんの環境も大きく変わりました。電力網に依存せず、いつでもどこでも静かに吸入できるようになり、生活の質が向上しました。これは、予防目的で吸入する方から頻繁に吸入が必要な慢性呼吸器疾患の患者さんまで、あらゆるユーザーにプラスとなります。